「旅行で遠出したいけど、飛行機代が高い…」
「子供が生まれてから飛行機代が跳ね上がってしまった…」
そう思っている方は少なくないと思います。我が家も子供2人が3歳になってから、旅行にかかる費用は跳ね上がってしまいました。
そんな時にオススメしたいのが、ANAホールディングスの株主優待です。
割引価格で飛行機に乗れて、しかも変更もキャンセルもできる。飛行機だけでなく、ホテル・パッケージツアー・ゴルフ・買物などさまざまな割引優待が受けられる、とってもお得な株主優待なんです。
この記事では、そんなANAホールディングスの株主優待についてご紹介します。
目次
ANAホールディングスの株主優待の詳細内容
権利確定月 |
3月末、9月末 |
優待発送月 |
5月中旬、 11月中旬 |
配当 |
75円 |
優待金額 |
ー |
配当利回り |
2.07% |
優待利回り |
ー |
総合利回り (配当+優待) |
ー |
株価 |
3,616円 |
単元株数 |
100 |
優待取得の最低額 |
361,600円 |
(2019年7月1日時点)
ANAホールディングスってどんな会社?
ANAホールディングスは航空輸送事業を主力とするANAグループの持株会社です。
子会社である全日本航空(ANA)は国内線最大の路線網を持ち、JALと並んで日本を代表する大手航空会社。格付け会社の「航空会社ランキング2018」では、世界第3位にランクインしています。
ANAホールディングスの株主優待内容
ANA国内線を割引価格で使用できる「株主優待番号ご案内書」と、ANAグループ各社のクーポン券が入った「ANAグループ優待券冊子」がもらえます。また、9月末時点で100株以上保有している方は、年末の挨拶としてカレンダーも一緒に送付されます。
①株主優待番号ご案内書
コードシェアを含むANA国内全路線が「株主優待割引運賃」で使用できる優待券がもらえます。優待券1枚につき片道1区間、大人でも小児でも使用できます。
もらえる優待内容は保有株数に応じて以下の通り。(×年2回)
・100〜199株…1枚
・200〜299株…2枚
・300〜399株…3枚
・400〜999株…4枚 (以降、+200株ごとに1枚)
・1,000〜99,999株…7枚 (以降、+400株ごとに1枚)
・100,000株〜…254枚 (以降、+800株ごとに1枚)
.
保有株数を100株から1000株へと10倍に増やしたとしても、もらえる優待券の枚数は1枚から7枚への7倍にしかなりません。
優待券狙いで株を保有する場合は100〜400株保有するのがコスパが良くてオススメです。
②ANAグループ優待券冊子
100株以上保有で1冊もらえます。(×年2回)
保有株数をいくら増やしてももらえる冊数は1冊だけです。
優待券冊子の内容は以下の通り。
1)IHG・ANA・ホテルズグループジャパン
・宿泊券(ベストフレキシブル料金20%割引)… 6枚
・飲食券(10%割引)… 5枚
・婚礼の飲食券(10%割引)…1枚
・会議・一般宴会の割引券(宴会場・会議室の室料15%割引)… 3枚
2)国内・海外パッケージツアー(7%割引)…6枚
3)空港内売店・免税店の買物割引券(10%割引)… 5枚
4)ゴルフプレー優待券
・「武蔵の杜もりカントリークラブ」ゴルフプレー優待券…4枚
・「早来カントリー倶楽部」ゴルフプレー優待券…3枚
その他の優待の詳細についてはANA公式HPにてご確認ください。
ANAホールディングスの株主優待券の使い方
株主優待番号ご案内書の使い方
株主優待番号ご案内書には以下が記載されており、2)と3)のスクラッチ部分をコインで削って使用します。
1)株主優待番号
2)登録用パスワード
3)登録用コード
予約は搭乗日355日前の9:30から受付開始です。株主優待割引価格で予約・購入した後、ANAウェブサイトから株主優待番号およびパスワードを登録できます。搭乗当日、「株主優待番号ご案内書」は回収されませんが、搭乗が終わるまでは大事に保管しておくことをオススメします。
ANA株主優待券の割引をキャンセル・変更はできる?
株主優待番号ご案内書は有効期間内であれば予約の変更ができます。
また、キャンセルも可能です。キャンセル後は有効期限内であれば再度利用できます。
3月分の優待券の有効期限は6/1~翌年5/31、9月分の優待券の有効期限は12/1~翌年11/30です。
ANAグループ優待券冊子の使い方
ANAグループ優待券冊子の使い方は簡単、冊子内の各割引券を会計時に出すだけです。
ホテルやゴルフ等、優待券によっては予約時に優待券を使用する事を伝えておきましょう。
3月分の優待券の有効期限は6/1~11/30、9月分の優待券の有効期限は12/1~翌年5/31です。
金券ショップで買い取ってもらえる
ANAの株主優待券はチケット売買がとても盛ん、金券ショップ・ヤフオク・メルカリ等で人気の商品です。特に株主優待番号ご案内書は人気で、買取価格は4,000円前後です。
「旅行するつもりだったのに行けなかった…」そんな時に優待券を買い取ってもらえるのは嬉しいですね。
ANAとJALの株主優待を比較
ANAのライバル企業といえばJALですよね。ANA派、JAL派という会話も良く聞きますが、ANAとJALの株主優待内容はどちらがお得なんでしょうか?比較してみました。
日本航空株式会社(JAL)(9201)とは?
日本航空株式会社(JAL)は国内線と国際線の歴史が日本国内で最も長い航空会社です。
格付け会社による航空会社の格付けでは、実質最高評価である「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World’s 5-Star
Airlines)」の認定を得ています。
JALの株主優待内容
権利確定月 |
3月末、9月末 |
優待発送月 |
5月、11月 |
配当 |
110円 |
優待金額 |
ー |
配当利回り |
3.14% |
優待利回り |
ー |
総合利回り (配当+優待) |
ー |
株価 |
3,507円 |
単元株数 |
100株 |
優待取得の最低額 |
350,700円 |
(2019年7月1日時点)
1)航空券の株主割引券
JALグループの国内線全路線で利用できる株主割引券(片道1区間が50%割引)がもらえます。もらえる優待内容は保有株数に応じて以下の通り。(×年2回)
保有株数 |
3月 |
9月 |
100株 ~ 199株 |
1枚 |
– |
200株 ~ 299株 |
1枚 |
1枚 |
300株 ~ 399株 |
2枚 |
1枚 |
400株 ~ 499株 |
2枚 |
2枚 |
500株 ~ 599株 |
3枚 |
2枚 |
600株 ~ 699株 |
3枚 |
3枚 |
700株 ~ 799株 |
4枚 |
3枚 |
800株 ~ 899株 |
4枚 |
4枚 |
900株 ~ 999株 |
5枚 |
4枚 |
1,000株 ~ 1,099株 |
5枚 |
5枚 |
1,100株 ~ 99,999株 |
5枚+1,000株超過分 500株ごとに1枚 |
同左 |
100,000株 ~ |
203枚+100,000株超過分 1,000株ごとに1枚 |
同左 |
3年以上連続で株を保有すると以下の基準で追加の株主割引券がもらえます。
・300株…1枚
・1,000株…2枚
・10,000株…3枚
2)JALツアー割引券
JALパックツアー商品が正規料金の7%割引で利用できる割引券がもらえます。
もらえる枚数及び回数は保有株数に応じて以下の通り。
保有株数 |
海外ツアー 割引券 |
国内ツアー 割引券 |
発行回数 |
100株 ~ 199株 |
2枚 |
2枚 |
年1回 5月のみ |
200株 ~ |
2枚 |
2枚 |
年2回 5月、11月 |
→JAL公式HP(https://www.jal.com/ja/investor/individual/guidance/)
ANAとJALの株主優待内容比較
株主優待を取得する為の最低金額については以下の通り、あまり変わりありません。
・ANA…361,600円
・JAL…350,700円
航空券の優待割引券についてはANAの方がもらえる枚数が多いですね。しかし、ANAは日程によって割引優待価格が設定されているので、正規料金からの割引率が分かりにくいんです。それに比べてJALは50%割引。
金券ショップで買い取ってもらう事を考えると、ANAの優待割引券は1枚4,000円前後、JALは1枚5,000円弱なので、100株の場合はJALがお得ですが、それ以上の場合はANAがお得ですね。
配当金はANAは年1回、JALは年2回なので、株の保有のタイミングによって利回りも異なってきます。
「ANAグループ優待冊子」と「JALツアー割引券」についてはANAの方がラインナップが豊富で使い勝手が良いです。
という訳で、どちらがお得かは一概には言えません。
以下を総合的に考えてANAとJALのどちらがお得か判断しましょう。
・普段からどちらの航空会社を良く利用するのか
・株を長期保有するのか、優待券を1回取得する為だけに購入するのか
・ゴルフやホテル、ツアー割引を利用したいのか
航空会社はマイル還元も重要なポイントですよね。私はANA派なのでいつもANAの株主優待を狙っています!
ANAの株主優待がお得な3つの理由
理由1:航空券を格安で購入できる
何と言っても1番のメリットは航空券を格安で購入できる事です。
搭乗日当日に購入する場合でも、株主優待割引価格で利用できるのは嬉しいですよね。
理由2:株主優待券で購入した航空券は予約変更ができる
航空券の株主優待割引価格と早割価格を比べると、早割価格の方が安い!という事があります。
でも、株主優待券で購入した航空券は変更もキャンセルもできるんです。自由度の高さがお得なポイントです。
理由3:使用しない場合は高値で買取してもらえる
「株主優待番号ご案内書」は1枚あたり4,000円前後で買い取ってもらえます。
最初から買取目的で株主優待を取得する方も少なくありません。
「優待券を使い切れないかも…」という心配が不要なのは嬉しいですよね。
まとめ
この記事ではANAホールディングスの株主優待についてご紹介しました。
普段飛行機に乗らない方にも、旅行好きの方にもオススメな理由、分かっていただけましたか?