【配当とは】銀行の預金金利よりずっと高額な配当利回り

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銀行の普通預金の金利、今はどのくらいもらえるか知っていますか?いわゆるインターネット系の銀行でおおよそ0.02%~0.05%、メガメガバンクにいたっては0.01%程度です。。。

これは100万円を某メガバンクに預けたところで、一年でわずか100円しか増えない計算です。必要に迫られて取引時間外に1回お金引きだしたら、こんなに利子分はあっさりと吹き飛んでしまう計算になります。。。。

お金を預けるならばより多く増えるところがいいですよね。

その時にぜひチェックしたいのが配当利回りです。配当利回りとは、購入した株の価格に対して、1年で得られる配当金の金額を割合で示したものです。

たとえば、今の株価が500円で、配当金が年5円だった場合、配当利回りは5円÷500円で1%になります。

配当利回りの変化は好材料

配当利回りが増えると、配当利回りに注目した投資家が増えるため株価が上昇する要因になります。それもそのはず!銀行預金の場合はスズメの涙ほどの金利しか手に入れられませんが、株の配当利回りの場合は1%を超えることがザラにあるからです。

配当金は、そもそも出していない会社もありますが、出している会社の平均配当利回りは約1.5%といわれます。メガバンクの約150倍といったら、その魅力を感じやすいのではないかと思います。

また、配当についてはその銘柄の人気度も大きくかかわります。東証1部に上場しているような銘柄や、特に人気のある有名な銘柄の配当利回りが増えれば、投資家たちはそれを好感して買うため、素直に株価が上昇するでしょう。

一方で配当利回りの減少したり、配当そのものを取りやめてしまったりした場合には、株価の下落要因なります。また、上場している銘柄のなかには、業績が悪かったり知名度が低かったりするものもあります。こうした銘柄の配当利回りは上がったとしても、素直に買いが入ってこないことがあります。

配当利回りアップの理由を考えよう

ところで、配当利回りはなぜアップするのでしょうか。最初に説明した計算式をもう一度思い返してみましょう。年間の配当金÷株価です。つまり、配当利回りがアップするためには、配当金が増えるか、株価が下落する必要があるのです。

配当金の金額が増えることを増配といいます。配当金は会社の決算時の株主に支払われるのが一般的ですが、中間配当・四半期配当を出すこともあります 。また業績好調時に出す特別配当や、創立記念や上場記念ので出す記念配当などもあります。さらに、以前は配当していたものの、最近では配当金を支払ってなかった会社が配当金を出すようになること復配と呼びます。

配当利回りの上昇ならば、株価の上昇も見込めるでしょう。しかし、計算に株価を利用するため、業績が悪くなって株価が下落したものの、配当は継続しているという会社の場合も、配当利回りは上昇することになります。配当利回りの高い会社の中にはそうしたところが含まれることもあるので、安易に飛びつくのは危険です。