【実践中】株主優待とは|おすすめ銘柄や裏ワザ、わが家の活用法公開します!

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最近よく耳にするようになってきましたね『株主優待』。株主優待とは、上場している企業が株主への利益還元やより自社のサービスをより知っていただくことを目的として主に自社の製品サービスや割引券などプレゼントする取り組み。

「あー、株持ってたらもらえる特典でしょ?食事券とか商品券とか?」

大正解!!

僕も株主優待を積極的に活用していて、自分が持っている株の株主優待が届くのをとても楽しみにしています。この株主優待を利用して僕は、映画を見に行ったり、家の食費を節約したり、クオカードを使って本屋に行って子供が興味をもった図鑑などの本を買ったり、さまざまな場面で株主優待が活躍しています。

この制度で、株をやってみたいと思ってくる人も多いはず!配当金とは別に自社製品だったり、サービス、割引ポイントなど株主優待の種類はいろいろ増えています。最近では選べるカタログギフトを株主優待にしている企業もあるんです。気になりますよね。

ただあくまで企業側のサービスなので、実施してない企業もあります。

まだ株をやっていない人も、株主優待にどんな物があるのかを調べるてみるだけでも楽しいのでおススメです。こんな会社あったんだ!なんて新しい発見がたくさんあります。

でも、よく考えてみると企業的には配当金もあげて、それに加えて株主優待まで…しかも、それをそれぞれの箇所に配送しないといけないんです。手続きなど考えるだけでも大変な作業で、経費もきっと掛かるでしょうね。「うちの株を持っていてくれてありがとう」って事なんですが、それにしても簡単なことではないはずです。なのにそんなことする意味ってあるの?株主還元なら、配当金を増やせばいいだけなのでは?って疑問が生まれちゃいます。

でも実は株主優待って企業にとっても、株主にとっても、いい話なんです。いわゆるwin-winの関係ってやつです。

この記事では株主優待のメリットとデメリット、株主優待を使った裏技、おすすめの株主優待銘柄、株主優待を利用した投資方法など、株主優待にまつわるあれこれをご紹介していきます。

 

株主優待人気おすすめ銘柄、僕の活用法

 

株主優待の人気銘柄には以下のような 企業があります。

 

マクドナルド

マクドナルドのハンバーガーやフライドポテト飲み物などの無料券が年2回もらえるお食事券。子供たちはハンバーガーが大好きなので家族で利用することもありますが、僕はブログの更新をするためのカフェ代わりや打ち合わせをするときにマクドナルドを利用していて重宝しています。

 

ビックカメラ

ビックカメラで利用できるお買い物優待券が年3000円~からもらえます。ビックカメラの株主優待は同じく家電量販店大手のコジマでも相互利用することが可能です。こちらも年2回もらうことができます。

ビックカメラは家電量販店のイメージが強いですが、おもちゃ類も豊富に取り揃えていて、子供の誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントを買う時などに役立っています。余談ですが、レゴブロックを子供に買おうとアウトレットの中にあるレゴショップとビックカメラで同じ商品を比較したら、ビックカメラの方がアウトレットのレゴ専門店よりも20%ぐらい安かった、なんてこともありました。

 

また最近ではワイン・焼酎などのお酒類も豊富に取り揃えていて、僕はお酒はあまり詳しくはありませんが、友人の話ではお酒の種類はちまたの酒店よりもビックカメラの方が種類豊富にあって、レアなお酒を探していたらビックカメラにあった!なんてこともあるようです。

 

吉野家

牛丼屋の吉野家では3,000円相当のサービス無料券が年2回もらえます。

吉野家は日本全国に1000店以上展開をしているので、皆さんのお近くにあることも多いと思います。

また吉野家グループにはうどん屋の「はなまるうどん」や持ち帰り専門のお寿司屋さんの「京樽」などもあります。我が家では「京樽」で寿司を買うことはもちろんのこと、吉野家グループのしゃぶしゃぶ専門店でしゃぶしゃぶ食べ放題を楽しむことが多いです。吉野家の牛丼は安くて美味しいので、夕食の節約にはもってこいの株主優待です。

 

イオン

イオンの株主優待は「イオンオーナーズカード」でレジで出すと毎回支払額の3%がキャッシュバックされます。そしてクレジットカードの「イオンカードセレクト」を併用すると、WAONポイントも同時にゲットできます。

 

ANA

ANAの株主優待はいくつかあるのですが、代表的なのは運賃が50%引きされる優待が年に2回送られてきます。その他にもホテルの割引券や免税店での割引など旅行好きにはとても嬉しい優待がそろっています。

 

株主優待の目的

株主優待の目的、結論をかんたんに言うと、自社のサービスをプレゼントすることによって、新規に株主を増やしたり、株主にさらに自社のファンになってもらおうとすることが主な目的です。

そもそもなんで企業が株主優待を株主に対して還元するのか。配当金だけたくさんもらえればいいのに、なんて単純な考え方をしてしまっているそこのあなた!ちょっと待ってください。確かにたくさん配当金をもらって、お金(資産)を増やすことが株をすることの目的なのかもしれません。

ただ配当金には税金がかかってしまうのです!純粋にまるまるっと配当金はすべて自分の物にはなりません。それとは反対に株主優待で得られるものはすべて非課税です。税金がかかりません。それだけでも、私には十分魅力的な話です。

それに加えて、配当金だけを還元するよりも株主優待として企業の自社製品や、サービスを提供する方が還元額が大きくなり、とーってもお得なのです。

 

こんなことされちゃったら、もうこの企業のがどんどん好きになっちゃいますよね。がんばって!もっとがんばって!!って応援したくなっちゃいますよね。

はい、それ狙ってました。企業は株主にずっとずっと自分のファンでいてもらいたいのです。

株式会社である以上、株主を増やさなければならないのです。ファンになってくれる株主が増えると、企業にとってはいいことしかありません。まず、なんと言っても知名度があがりますね。株主優待そのものが自社製品の宣伝になったりもします。

今は、SNSの時代です。誰かが、「株主優待でこんなのもらっちゃった♪これ最高だよー!」とアップするだけで、それを見た何百人、何千人、もしかしたら何万人の人が「それどこの?」と反応するかもしれないのです。何万人は大げさな話かもしれないですが、可能性的には全くの0ではありません。SNS発信で爆発的にヒットしたものは数多くありますからね。本当に良いもので、知名度や話題性が上がれば売上アップに確実につながります。そして、さらにファンが増えていくということです。

こうして、株主も増えていくと企業の信用度が上がってきます。信用度が上がるとどうなるかというと、資金調達がしやすくなるのです。資金調達がしやすくなると事業が拡大できるようになります。もっともっと企業は大きくなっていくということです。

また、買収されにくくなるというメリットもあります。企業にとって買収を仕掛けられるのは脅威ですが、株を買い集めなければならないので敵対的買収も株主が多ければ多いほど、回避しやすくなるということです。

株主優待が企業にとっても、株主にとってもメリットのあるものと理解してもらえましたか。

この株主優待があることによって企業は株価を上昇させ資金を調達できたり、相場が弱いときにも株主優待の人気企業は株価が落ちにくいため、企業価値を維持することができたりします。

 

株主優待は日本の独自の文化

この素敵な株主優待という制度ですが、海外ではほとんどないんです。これだけ株主優待が充実しているのは日本だけなんですよ。あーなんて日本はいい国なんだ!(笑)

日本の株式市場に上場する会社のうち、約1,000を超える会社が「株主優待」を実施しています。実は海外ではほとんど行われていない日本独自の取り組みです。

 

優待利回り

 

株主優待でもらえる商品をお金に換算するといくらになるかを考えて、株価に対するその金額の割合を数値化したものが「優待利回り」といいます。配当利回りと同じように、優待利回りの割合も高い方がお得になります。会社によっては、配当も株主優待は両方とも行っているところもあるので、もしその株を買ったらどれだけ利益になるのかを考える場合は株主優待にある優待利回りと配当金による配当利回りの両方を考えるようにしましょう。

 

配当はお金そのものを支払うので、額面どおり会社のお金が減少します。しかし、株主優待は多くの場合自社製品やサービスを提供します。たとえば「3000円分の商品をプレゼント」などとしても会社は原価を3000円使っているわけではないと考えられます。([お米][商品券]など自社製品ではない場合は別ですが・・・)

 

さらに、そもそも株主優待の実施目的のひとつに「会社の製品サービスをより知っていただき、株主のみなさまにより長く投資していただく」などを掲げているケースもあります。つまり、会社の株主への還元策として、配当よりも比較的続けやすいということがいえると思います。

株主優待をもらうためには

 

証券口座を持つ

何はともあれ、株主優待をゲットするためには株を買う必要があり、株を買うためには証券口座が必要です。もし証券口座をもっていない人は証券口座を開きましょう。僕としてはいつでも株を買うことができて、手数料の安いネット証券で証券口座を開くことをおすすめします。

 

株を購入する

株主優待もらうためには各社が定める権利確定日に株を保有していなくてはなりません。しかし、だからといって権利確定日に買ったのでは間に合いません。株は買ってから3営業日後に受け渡されるので、 権利確定日の3営業日前(権利付き最終日)に買っておく必要があります。この日に買って持っていれば、株主優待を手に入れられます。なお、権利付き最終日の翌営業日のことを権利落ち日と呼びます。

株主優待の株を購入するときの注意点:権利確定日をしっかり理解しよう!

株主優待を受けるためには、「権利確定日」に株主でないといけないのでご注意ください。買付から受け渡しまで3営業日かかるので、「権利付最終日」までに株を保有してないとダメですよ。取引所の営業時間は平日の9:00~11:30までと12:30~15:00までで、土日祝日はお休みなので、しっかり確認してください。せっかくお目当ての株主優待をゲットするために、株の購入をしたのに、それが権利確定日に間に合ってなければ株主優待は手元に届きませんからね。そんな凡ミスは避けましょう。

 

10万円以下で買えるオススメ株主優待銘柄

株主優待初心者の方はまずお手軽に始められる10万円以下の少額で購入できる株主優待から始めるというのもおすすめです。これは単純に少額で買えて株主優待がもらえるだけでなく、売買のタイミングを分散することができたり、複数の銘柄を購入して株価をウォッチしていくことで、いろんな業界の動向を掴むことができるなどのメリットがあります。

 

また株式投資の格言の一つに「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。銘柄に分散して投資を行うことは株式投資の王道です。一つの銘柄にお金を全てつぎ込んでしまうと仮にその株が大きく下がった時に失う金額はとても大きなものに…。複数の銘柄に分散投資をしておけば一つの銘柄が出ても他の銘柄と利益と相殺されるので総額での損失額を抑えられることができます。

 

ただし、綺麗なバラにはトゲがあるという言葉もあるように株主優待が新設する企業のなかには、株主数を増やすことが条件である東証一部上場を狙うためだけに短期的な株主優待を講じる企業も少なからずあります。そのような場合東証一部上場ができないと入るや否やあっさりと株主優待を廃止してしまう企業も多くあります。また株主優待を導入したことで企業の利益を圧迫して株主優待を続けられず辞めてしまうという企業もあります。私個人的には10万円以下の株主優待でも、長く株主優待を継続してるような企業を選んだ方が安心かなと思っております。

 

僕が保有している10万円以下の株主優待銘柄

・ヤマダ電機

・ジーフット

 

株主優待がさらにお得になる裏ワザ

 

 

家族の口座で最小単元の株を買う

 

もしあなたが家族と一緒に暮らしているのであれば家族の口座を使って最小単元数を購入するとお得度がぐんとアップします。

たとえば1,000円割引券を優待としている銘柄があったとします。100株なら1枚、1000株なら5枚もらえる、ほとんどの株主優待はこのように保有株数が少ない方がお得なことが多いのです。

 

このように株主優待があったとした場合、仮に100株持っていたとしても200株持っていたとしても、株主優待内容は変わりません。しかし夫が100株持って妻が100株で合計で200株持ったとすると、それぞれが株主優待をもらえ、もらえる株主優待は2倍になります。

 

僕の場合、家族4人で暮らしているので未成年口座が開設できる証券会社を利用することで株主優待は4倍の還元を得ることができています。日々の家計は大変ですが、この時には子供をたくさん生んでよかったー!って思ったりしています。

子供達名義の未成年口座を使って株を買っているので、子供が大きくなったらその株ごと子供たちに引き継ぎたいと思っています。そう考えるとこの裏ワザは子供が小さいうちは、家族のために利用できて、大きくなったら子供に資産を残していく仕組みになっているので、いろいろと感慨深いものがあります。もちろん妻や子供がいない人でも自分の両親や兄弟に口座を開いてもらって活用することはできます。ただし、株主優待の商品は家族名義の証券口座の登録住所にしか届かないのでご注意を。

さいごに

さあ、株主優待のことがどんどん気になってきましたね。

どんな企業がどんな株主優待をしているのか知りたくて、ソワソワしてるころではないでしょうか。

ぼんやりとしか分からないことも多い、株の世界。

興味を持っていただいた「株主優待」という側面からでも、株の世界を覗いてみようと思う人が増える事を願っています。