アメリカ株に株主優待はないの?日本国内株との違いは?

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このブログでは、日本国内の株主優待が人気な銘柄についてご紹介してきました。

 

株の売買に慣れてくると、つい気になるのが海外の株事情。

 

「海外の株がお得って聞いたけど、実際どうなの…?」

 

色々と気になることはありますよね。

 

「海外株の株主優待がどんな内容なのか分からない。」

「そもそも、英語は得意じゃないし、買い方もよく分からない。」

 

そう思っている人も多いと思います。

 

この記事では、アメリカ株の株主優待事情などについてご紹介していきたいと思います。

 

アメリカ株の株主優待内容や配当金は?

 

結論から言うと、基本的にアメリカ株に株主優待はありません。

一部の企業では、株主総会に参加するとギフトがもらえたり、自社製品を割引購入できる場合がありますが、日本の様に株主優待制度として大々的に整備されたものはありません。

そもそも、私たち日本在住者にとっては、アメリカ株の株主優待が存在したとしても受け取りが困難ですよね。

■アメリカ株は高配当かつ配当金がもらえる回数が多い!

アメリカ株の魅力は高配当の銘柄が多いことです。

アメリカ企業は株主還元を重視しているので、日本と比較して配当利回りが高い企業が多いんです。マネックス証券のHPによると、アメリカ株の代表的な指数であるNYダウ平均株価指数の配当利回りは2.37%、日経平均の配当利回りは2.14%です。

そして、アメリカ株のランキング上位の銘柄を見ていると、過去数十年間に渡り連続増配している銘柄が多いんです。

例えば、AT&Tは35年連続増配、コカコーラは57年連続増配、エクソン・モービル37年連続増配。

長期間にわたって増配を継続している銘柄は株価も下落しにくく、長期投資にも安心ですよね。

また、アメリカ株は配当金をもらえる回数が多いことで知られています。

日本国内の銘柄であれば、一般的には配当金がもらえる回数は年に1〜2回ですよね。

一方、アメリカは年に4回配当がもらえる銘柄が多いんです。

いくつかの銘柄を組み合わせれば、毎月配当金による収入が得られますね。

アメリカ株と日本株の違いは?

 

■違い①:アメリカ株は1株から売買が可能!

日本株には単元株制度があるので、一般的には1単元100株からの売買になります。

しかし、アメリカ株には単元株制度がないので、1株から株の売買が可能なんです。

例えば人気銘柄のAT&Tの株価は約35USD。日本円で3,000円代で購入が可能です。

日本株であれば50万や100万が最低購入金額である銘柄はザラにあるので、それに比べるとアメリカ株は気軽に購入する事ができますよね。

購入が難しそうに感じるアメリカ株ですが、実は初心者でも非常に手が出しやすいんです。

■違い②:アメリカ株には値幅制限がない!

日本株には値幅制限、いわゆるストップ高、ストップ安があります。値幅制限によって、1日のうちに株価が上がりすぎたり下がりすぎたりする事はありません。

例えば、株価3,000円〜5,000円の銘柄であれば、制限される値幅は700円です。

しかし、アメリカ株にはこの値幅制限がないため、株価の暴騰や暴落の可能性があります。日本と比較して市場に勢いがありますね。

■違い③:市場の取引時間が日本とは違う!

日本の株式市場は9:00~11:30(前場)、12:30~15:00(後場)の間です。

一方、アメリカの株式市場は昼休憩を挟まず、現地時間の9:30-16:00。

つまり、日本時間では夏時間(サマータイム)22:30〜翌日5:00、冬時間23:30〜翌日6:00の間です。

日本時間では深夜ですね。

アメリカ株の購入方法は?

 

「アメリカ株を購入したいけど英語はできないし…」

そんな心配をしている人は安心してください。日本の証券会社からもアメリカ株の取引が可能なんです。

■アメリカ株を購入するには?

まずは、外国株対応している国内ネット証券会社で外国株取引口座を作りましょう。

アメリカ株の取引を始めるための、一般的な手続きは以下の通りです。

①外国株取引口座を開設する

②資金の振替をする(証券総合取引口座から外国株取引口座へ円資金を移動する)

③為替振替をする(円を米ドルへ交換)

「アメリカ株を購入する」と思うとつい難しいと感じてしまいますが、手続きはそんなに難しくありません。

上記の準備させしてしまえば、あとは日本国内株を購入するのと変わらないので、興味がある方は外国株取引口座を開設してみましょう。

■アメリカ株の取引にオススメの証券会社は?

アメリカ株の取引はどこの証券会社でもOKという訳ではありません。

アメリカ株の取引ができるネット証券は、マネックス証券、SBI証券、楽天証券の3つです。

下記に各証券会社の概要をまとめました。

 

 

マネックス証券

SBI証券

楽天証券

取り扱い銘柄数

約3,300銘柄

約1,800銘柄

約2,000銘柄

注文可能時間

24時間

9:00頃~19:00

19:30頃~翌6:00

17:15~翌6:00

手数料

約定金額の0.45%

注文方法の種類

・成行注文

・指値注文

・逆指値注文

・ツイン指値注文

・連続注文

・OCO注文

・トレールストップ注文

・トレールストップ注文(%)

・成行注文

・指値注文

・成行注文

・指値注文

注文の有効期限

90日

15日

90日

(2019年8月19日現在)

※サマータイムの期間中は1時間前倒し

表を見て分かる通り、全ての項目においてマネックス証券がオススメです。

特に、24時間注文が可能なのは嬉しいポイントですよね。

まとめ

 

この記事ではアメリカ株についてご紹介しました。

ポイントをまとめると以下の通り。

①アメリカ株には株主優待はない。

②アメリカ株は高配当銘柄が多い&配当金がもらえる回数が多い&連続増配している銘柄が多い。

③アメリカ株は1株から売買が可能、値幅制限がない、市場の取引時間が日本と異なる。

④アメリカ株は日本のネット証券会社の口座から取引が可能。マネックス証券がおすすめ。

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日本では「優待名人の桐谷さん」がテレビで取り上げられたのをきっかけに、株主優待ブームが巻き起こりましたが、アメリカでは配当金重視。

アメリカの株式市場は世界中から投資家が集まるので、投資家に還元しやすいのは株主優待より配当金ですよね。

興味がある方はアメリカ株の取引を始めてみましょう!